2015年6月27日土曜日

タイのコーヒー

タイの空港で売られていたドイチャンコーヒー
空港で売られるぐらい押しの商品


独特のロゴ。
コーヒー豆を生産している山岳民族の方なんだとか
アイスコーヒーを注文
ミルクがすでに入ってました。

今回の旅のテーマは「旅をしながらパソコンで仕事をする」でしたが、実は裏テーマが存在します。しかも2つ(笑)。

1つ目はコーヒーをめぐる冒険
2つ目はアジアのクライミングジムをめぐる冒険

路上のカフェにもしっかしとした
エスプレッソマシーンとグラインダー
エスプレッソを頼んだら、
コンデンスミルク入りのコーヒーが出てきます。


どうせなら趣味を深めようと思い2つを裏テーマにしました。

今日はそのうちの1つであるタイ(バンコク)のコーヒーシーンについて少し書きたいと思います。

私たち日本人が飲んでいるコーヒーはほとんどスペシャリティーコーヒーと言われる美味しくて高いコーヒーです。

一方で発展途上国では日本で飲むようなコーヒーは流通しません。単純に高いのです。しかしコーヒーはインスタントコーヒーを含め様々なものがこの国にでも飲まれています。
実は安いコーヒー豆を使っているのです。

コーヒー豆には大きく分けて2つの種類があります。アラビカ種とロブスター種です。(正確には3つなのですが、その説明は機会があれば是非)

スペシャリティーコーヒーに使われるのはアラビカ種で、これにはブルーマウンテンやサントス、キリマンジャロなどがあります。

一方ロブスター種は一言で説明すると栽培は簡単ですが、苦みや渋みが強いコーヒーになるので安く流通しています。味が美味しくないので、この種は主に砂糖やミルクをたくさん入れて缶コーヒーやインスタントコーヒーに利用されます。

ここからようやく本題なのですが、ここバンコクではたくさんの路上カフェがあります。
そのほとんどは20バーツから30バーツ程度の価格です。そこから考えてもロブスター種を使っていることはわかりますが、飲めば一目瞭然です。

ロブスター種特有のエグ味や苦み。とてもじゃありませんが、そのままではまずくて飲めません。路上のカフェに限らず、こちらでコーヒーを頼むとミルクと砂糖がもれなく付いてきます。すでに入っていることもおおいいです。なのでブラックで飲むことはほとんどありません。ロブスター種の独特の味を消すために砂糖やコンデンスミルクを加えるのです。いわば即席缶コーヒー(?)でしょうか。

確かにそのままでは味はイマイチですが、この南国タイでは逆にそれが良かったりもします。疲れた時や、だるい時にはこの甘々のコーヒーが威力を発揮します。特に辛い香辛料を多く使うタイ料理の食後にはこの甘いコーヒーでちょうどよいのでしょう。

コーヒーを煮出して飲む方法。
挽いたコーヒーの粉を細かいメッシュの網の中に入れ、をれをたっぷりとお湯が入った鍋につけ、コーヒーを入れます。この方法だと、コーヒーのエグ見や苦みも出てしまいますが、先ほどお話した通り、ここでは砂糖やコンデンスミルクと合わせてるので、抽出時間を気にする必要はありません。

この原始的なコーヒーの入れ方は、南米でもあると聞いています。安い道具で簡単にできるコーヒーの入れ方です。

そんなタイのコーヒーですが、実はアラビカ種も栽培しています。
皇室プロジェクに基づいてアラビカ種が栽培され始めたのは1980年代初頭。タイの北部に位置するチェンマイの奥地ではもともとロブスター種が栽培されていましたが、農民の生活向上のためにアラビカ種が持ち込まれました。(間違っていたらすみません)

そしてできたのが、僕がタイで探していたドイチャンコーヒーです。おそらくタイで唯一の100%タイ産のアラビカ種を使ったコーヒー豆です。

その味は••••••••。
まだちゃんと飲んでないのでわかりません。

実はタイの湿度が異常に高いので、開封してしまうと、豆がダメになってしまうと考え、まだ開けてません。日本に帰ってから美味しくいただこうと思います。それまでお待ち下さい。

しかしお店で飲んだ時はどくどくの香りを感じました。それ以上はまだなんとも言えません。残念ながらそれほどテイスティングスキルはありません。

実はさらに貴重なタイの糞便からとるコーヒーがあるのですが、それについては今回は割愛します。とてもじゃありませんが、貧乏旅行者が手に入れられる代物ではありませんので。。。


しかし、糞つながりでインドネシアのジャカルタでコピルアックという豆を入手する予定です。それについてもお楽しみに。

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